IPU・環太平洋大学 女子レスリング部榎本さん 悲願の全日本女王!開学以来初の快挙
「世界レスリング選手権大会(9月・カザフスタン)」の日本代表選手選考大会でもある「明治杯 全日本選抜レスリング選手権大会」が開催され、環太平洋大学体育学科4年の榎本美鈴(青森・八戸工業大学第一高校出身)が悲願の全日本女王に輝きました。本大会は12月の「天皇杯全日本レスリング選手権大会」と肩を並べる国内2大大会の一つですが、両大会において本学からの全日本優勝者誕生は開学以来初の快挙となりました。
この大会は、昨年度の天皇杯の上位入賞者を中心とする選抜された選手のみで争われ、両大会の結果から今年の世界選手権大会の日本代表が決定される重要な大会となっていました。榎本さんが出場した女子65kg級は、棄権もあり5名による総当たりのリーグ戦方式が組まれました。
2回戦から登場の榎本は、序盤こそ緊張もあり、その硬さからなかなか思うような動きが出せませんでしたが、中盤から徐々に本来の動きが出始めると、得意のタックルなどを繰り出し、最後は10対1の大差判定で勝利。
続く3回戦は序盤からエンジン全開。2分40秒、10対0のテクニカルフォールで勝利。4回戦は昨年の全日本インカレ決勝と同じ顔合わせとなりました。インカレではラスト数秒のの逆転勝ちを収めていましたが、今回は試合開始と同時に積極的に攻め、8対2の快勝。差を広げた形となりました。
最終戦はこれまで同様、序盤から積極的に攻撃を仕掛け、得意のタックルからローリングという練習通りの戦いを展開し、このまま圧勝かという流れでした。しかし後半に入りさらに得点を狙いにいったところをカウンターで切り返され失点。逆転を許してしまいそのまま劣勢で残り時間1分となったところで、今大会再三繰り出していた得意のパターンで加点。逆転で勝利を掴み取りました。
以上の結果から、4戦全勝で全日本大会優勝の栄冠を勝ち取り、7月21日(日)に行われる世界選手権大会日本代表選考会プレーオフに駒を進めることになり、日本代表を目指します。