IPU・環太平洋大学 3年連続入賞の快挙!東京で開催されたブランドマネジメントアワードでSDGs審査員特別賞受賞!
11月24日(日)に有楽町朝日ホールで開催されたブランドマネジメントアワードで、3年連続ファイナリストとして登壇し、昨年に引き続きSDGs審査員特別賞を受賞しました。
皆様からリアルやオンラインで応援いただき、本当に励みになりました。ありがとうございました。
登壇したのは、環太平洋大学経済経営学部現代経営学科3年の文田夏帆さん(写真中央)と、4年のグエンティタオゴックさん(写真左)で、共に扇野ゼミ所属。
今回受賞したのは、2021年9月からスタートしたブランド戦略論で誕生した食と体験を通じたベトナム異文化交流「IPUカルチャー」。
コロナ禍の中でも地道に先輩たちが築いてきた取組と想い、素晴らしい行動が後輩にも伝わり、ファンが少しずつ増えていきました。
そこで、学内のビジネスプランコンテストで入賞したことをきっかけに、今年から導入されたキッチンカーを活用してさらに進化させ、企業向けにベトナム料理のフォーを提供するビジネスモデルに挑戦しました。
売上の一部は、子ども達の支援に活用し、学内から学外へ幸せの好循環を広げていきます。
審査員 徐 誠敏(ソ ソンミン)先生からの評価
まず、「ブランディング事例コンテスト(現BRAND MANAGEMENT AWARD)」に、IPU環太平洋大学サステナブルブランドプロジェクトで3年連続チャレンジすることに対して感心しました。2年前の「IPUジビエ」をはじめ、昨年の「IPUエシカルアスリート」に引き続き、3年目のチャレンジ(「IPUカルチャー」)ですが、そのプロジェクトの一貫性と持続性、社会的意義に対しては高く評価したいと思います。また、近年増加する外国人、とりわけ日本国内において一番多いベトナム人(日本で働くベトナム人と留学生などを含む)に焦点を当てて、IPU環太平洋大学のベトナム留学生たちが中心になり、本プロジェクトを推し進めたことには大きな意義があると感じました。さらに、明確なパーパス・ビジョン・ミッション・バリューを掲げて、それらを実現するために取り組むことで、経済的価値と社会的価値の向上に貢献したことは大きな意味があると感じました。 今回のプロジェクトでは、「食は美味しさを媒介とするリアルメディア」という言葉の意味だけではなく、「人と人をつなぐ絆づくり」役割を果たすコミュニケーション・ツール、すなわち、食を通した異文化交流を深めることで、皆がつながる・社会的意義のある学びと体験の場を提供するという共通の目標も実現することができたと感じました。「日本では近年、外国人労働者が急激に増加を続け2023年10月末には約204万人を突破し、過去最高を更新しました(「外国人採用サポネット」)。とりわけ、外国人労働者の在留数が最も多いのはベトナムです。そのため、日本の中小企業の社内での外国人の従業員が年々増えています。その一方、母国の家族と離れ異国で長く一人暮らしをし続けることで生じるホームシックや社内の日本人の社員と円滑にコミュニケーションが取れていないことで起きる疎外感と孤独感により、会社を辞めて帰国する外国人従業員も増えています。このような悪循環を未然に防ぐためにも、今回の「IPUカルチャー(ベトナムの食文化)」を通した異文化交流を深めることで、外国人従業員の離職率を下げると同時に、これまで日本人の従業員と外国人の従業員の間で存在していた壁を超えて、組織をよりいっそう活性化させることが期待されます。
グエン ティ タオ ゴックさんの感想
この度、「SDGs審査員特別賞」を受賞し、大変光栄に感じています。ブランドマネジメントアワードにおける「IPUカルチャー」プロジェクトの発表を通じて、多くの貴重な学びを得ることができました。
特に、ベトナムと岡山を結ぶ架け橋となることの重要性を改めて実感し、地域社会と国際社会の相互理解を深める必要性を痛感しました。
今回のプロジェクトでは、在留外国人、特にベトナム人に焦点を当てた取り組みを通じて、岡山の魅力や可能性を再発見しました。日本一ベトナム人が幸せに暮らせる場所を目指すというパーパスのもと、異文化交流がいかに地域の発展や多様性を促進するかを学びました。
また、プロジェクトを進める中で、チームワークやリーダーシップの大切さ、そして実行力の重要性も深く理解しました。
この経験を通じて、私は「パートナーシップ」の力を改めて信じるようになり、将来のキャリアでも国際的な視点を持ちながら、社会貢献活動に積極的に取り組んでいきたいと思います。このような機会をいただき、心より感謝しております。
文田夏帆さんの感想
この度、ブランドマネジメントアワード2024に参加させていただき、貴重な経験を得ることができました。
まず、多くの方々の前でプレゼンテーションをする機会を通じて、ブランディングのプロフェッショナルとして活躍されている方々の中で発表することの難しさを実感しました。緊張で思うように話せない場面もあり、練習通りにはいかない難しさを痛感しました。一方で、他の発表者の方々の堂々とした姿や緊張を感じさせないスムーズなプレゼンテーションには、大いに感銘を受けました。
今回の発表を通じて、私は大きな学びを得ました。それは、「ブランディングにおいて重要なのは、早くたくさん小さな失敗をすること」という教えです。この言葉は、発表中や交流を通じて何度も耳にし、特に印象に残っています。
この「早くたくさん小さな失敗をすること」という考え方は、ブランディングに限らず、さまざまな分野に共通するものだと感じました。
最後になりましたが、大橋節子学長をはじめ、リアルとオンラインで多くの皆様に応援していただき、とても励みになりました。ありがとうございました。
大学生活も残り1年余りとなりましたが、挑戦と経験が可能な環境に恵まれているIPUで、これからも失敗を恐れることなく、多くのことに挑戦していきます。