日本健康医療専門学校 古賀稔彦先生の遺志を継いで 校長にラグビー界のレジェンド 清宮克幸氏が就任
去る3月24日、12年間にわたり校長として日本健康医療専門学校を牽引してこられた古賀稔彦校長が永眠されました。
今年に入り、古賀先生から身体の治療を優先したいとの申し出があり、次年度の後任人事について相談していました。そのような経緯があり、清宮さんから校長就任の内諾を得た後、3月8日に古賀先生に電話で報告をしました。
「古賀先生、ラクビーの清宮さんが日健の校長に就任してくれることになりました。本人も古賀先生と同い年というご縁もあり頑張りたいと言ってくれています」
と話すと、「それはよかった、よかった」と大変喜んでくれました。
しかしながら、まさか、それから1カ月も経たずにご逝去の報を受けるとは思いも寄りませんでした。
改めまして、これまでの古賀先生の温かさと情熱あふれるご指導の数々に感謝申し上げます。そして、私たちは、先生の遺志と信念を受け継ぎ、次なる躍進を目指し挑戦を続けてまいります。
新校長となる清宮克幸氏は、早稲田大学、そしてサントリーでも中心選手として活躍し、全国大学選手権や日本選手権で主将としてチームを優勝に導いた名ラガーマンです。
指導者になってからも、早稲田大学、サントリー、ヤマハ発動機のラグビー部監督を歴任し、いずれのチームも日本一に導き、ラクビー界を牽引する名将として知られております。
これから日本健康医療専門学校の学校長として、ラグビーを通して得た教訓や経験を学生はもとより教職員に対しても指導いただけるものと期待しています。(報告:増田哲也)
1.清宮克幸氏あいさつ動画
2.清宮克幸氏略歴
1967年 大阪府生まれ。大阪府立茨田高校で3年時に花園の全国大会出場。高校日本代表にも選出される。1986年に早稲田大学に進学。1年からレギュラーになり、2年時には日本選手権優勝。4年時には主将として大学選手権優勝に導く。大学卒業後、1990年にサントリーラグビー部に入部、主将を務めるなど中心選手として活躍。2001年に引退後、早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任。大学選手権を3度制覇し、早稲田ラグビー復活の原動力となる。
2006年に5年ぶりにサントリーラグビー部へ監督として復帰。監督2年目の2007年度に、
初のトップリーグチャンピオンへと導く。2009年シーズン終了とともに監督を辞任。
2011年より、ヤマハ発動機ジュビロの監督に就任。
2019年6月、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 副会長に就任。