IPU・環太平洋大学 U20世界選手権・池下航和(リレー1走)金メダル獲得!

U20世界選手権の4×100mリレーで、池下航和(IPU・環太平洋大学 体育学科2年)が日本代表の1走を務め、見事金メダルを獲得しました。

レースは南アフリカが1着でフィニッシュしましたが、レース後にレーン侵害(内側のレーンを走った)が発覚、日本が繰り上がりでの金メダル獲得となりました。日本史上初の快挙です。

2着は同タイムでジャマイカ、そして3着はアメリカと、陸上大国2つを抑えての見事な金メダルでした。

池下航和を指導する男子短距離コーチの梶谷亮輔は、「日本で最後の調整をしていたときよりも、現地(コロンビア)入りしてからの走りは良くなっていました。決勝前には池下本人から「金メダル獲ってきます!」とメッセージが入っており、やってくれると信じていました。」と語っています。

予選は初の国際試合ということもあり緊張していたせいか、走りの硬さが目立ちましたが、決勝では堂々と自分の走りをして日本チームに勢いをもたらしました。 日本代表コーチの高橋和裕先生(浜松湖東高)も、「予選から決勝にかけて加えた修正を決勝の大舞台でうまく表現してくれた。金メダル獲得への池下の貢献はかなり大きい」と称えて下さいました。

 

<池下航和コメント>

●予選から決勝に向けて修正したことはありますか?

予選の走りはスタート直後地面を押して走るイメージができておらず、緊張と共に体がすぐに起き上がって上手く加速に乗れなかったです。そのため、決勝のレース前にチューブで押すイメージを作り地面をとらえるドリルなどを実践しました。その結果、決勝では思い通りに走ることができました。

●世界の舞台はどうでしたか?

初めての世界の舞台で予選はとても緊張しました。国内でのこれまでのレースとは違って、会場の盛り上がりや周りの選手達はスタート前叫んだりしており、自分のスタートに集中できないところがありました。決勝では、自分も叫ぶなど気合いを入れ、周りに負けないように気合いを入れることにより予選よりは緊張が解け自分のレースに集中できました。

なお、この大会には中長距離担当コーチとして吉岡利貢コーチも帯同しました。

〈左〉池下航和(体育学科2年)と〈右〉吉岡利貢コーチ

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