教職員の挑戦の機会を増やし、北海道からクラークを元気にする!

教職員の
挑戦の機会を増やし、

北海道から
クラークを元気にする!

高等学校教員/専修学校教員

2006年 入職

専修学校クラーク高等学院
札幌大通校 学校長
クラーク記念国際高等学校 
北海道・東北地区長

Y.Nさん

「3年間で一番楽しかったのは、どの先生の授業?」。
札幌大通校を卒業していくクラーク生にたずねると、半数以上が「N先生!」と答えます。クラークのサッカー部でキャプテンを務め、23年春に亜細亜大学に進学した中村修斗さんは、「(大学受験前の)面接練習が熱くて、泣きそうになりました。授業もわかりやすく、一つ一つのメッセージに重みがありました」と、在学当時を振り返ります。
新卒当時から「熱くて、楽しい」と評判だったN先生が、創志学園グループの中で管理職への階段を昇り始めたのは、入職から7年後に任された「キャリア学習カリキュラムの作成プロジェクト」がきっかけでした。全国のクラークから選抜された10人ほどが1ヶ月に1回のペースで集まり、今までにないキャリア支援の授業を作り上げました。

1から作れる楽しさと、
全国に浸透していく喜び、
やりがいを感じた

「協働性」や「主体性」など、クラーク生に育んでもらいたい力ごとに担当を分けて授業を作り、他のメンバーの前でプレゼンをしました。「少し受け身が過ぎるよね。もう少し生徒に考えさせないと」「ワークを増やした方がいいんじゃないかな」と、経験年数を問わず、全員が率直な感想を言い合い、ブラッシュアップしていく作業を約2年かけて行いました。知識や技術を獲得するだけでなく、「思考力」や「判断力」といったヒューマンスキルを身につけることを目的とする取り組みでしたが、新しい教材を通して、クラーク生の意識が大きく変わりました。探求学習のコンクールで優勝するようなキャンパスも出てきましたし、答えのない問いに、みんなで向かって行ってアウトプットしていくという、今のクラークの方向づけになりました。1から作っていけることの楽しさと、全国に浸透していく喜び、やりがいを感じました。

18年春には、12年間勤務した当時のクラーク記念国際高等学校札幌大通キャンパス(現専修学校クラーク高等学院札幌大通校)から、専修学校クラーク高等学院大阪梅田校に転勤。次年度から大阪梅田コース開設予定だったプログラミングコースのコース長を任され、生徒募集やカリキュラム作りに奔走しました。翌春に開設されたコース初年度の入学者数は、当初予定していた20人の倍の40人でした。

大阪での経験を
札幌で還元するため、
昇進試験を受験

プログラミング教育は本来、自宅で1人でもできてしまう〝究極の個の学び〟です。あえて学校教育という集団教育の中に取り入れていくには、どのようなカリキュラムにするのが最善かを考えながら、一歩ずつ進めていきました。プログラミングの力をつけるだけでなく、「生徒たちに論理的な思考を身につけさせるには?」「仲間たちとの協働性を育むには?」「デザイン性を高めるためには?」などとカリキュラム構築を考え、講師の先生を探して、という流れでした。(中規模校の)札幌で実践し、積み重ねてきたことが大規模校の大阪でも通用する手応えを得ましたし、大阪での新しい経験を札幌に戻った時に還元するためにも、管理職になっておきたいと思い、転勤2年目の秋に、昇進試験を受けました。

大阪での3年目はクラーク高等学院大阪天王寺校の副校長として勤務し、2021年春に札幌に戻ると同時にクラーク記念国際高等学校札幌大通キャンパス長、翌年には専修学校クラーク高等学院札幌大通校の初代校長に就任しました。2024年4月に挙行される専修学校として3回目の入学式には、定員とほぼ同じ約90人の新入生が参加し、3学年で270人の大所帯になる見込みです。高校3年間で次の目標をみつけ、本州の国公立大学や難関私大を目指す生徒が増えてきたのも、N先生が戻ってきてからの傾向です。国際コースの学習でアフリカの貧困や教育の現状を知り、「専門の教授のもとで、調査活動をしたい」と、栃木県の宇都宮大学に進学した三好紗矢さんは、「忙しいはずなのに、いつも熱心に、勉強や進路の質問に丁寧に答えていただきました。その際には毎回たくさんほめてくださり、(難関大学を受験する)進路のプレッシャーがある中でも、モチベーションを保つことが出来ました」と、N先生に感謝します。

クラークの先生に、
常にチャレンジの機会を
提供したい

管理職として札幌に戻ってきて、今は北海道・東北の責任者の立場にもなり、クラーク全体に貢献できる幅が広がっているのを感じています。釧路と苫小牧に昨年新設したクラーク記念国際高校のキャンパスも順調に入学者数が伸びています。今後の目標は、北海道からクラークを元気にすることです。これだけ広い土地ですから、教育環境に恵まれていない人が、まだまだいるはずです。また新しい拠点を設けていけば、今いる先生たちも、長く働ける環境になるでしょうし、新しい先生を入れて活性化することもできます。僕がチャンスをいただいたのと同じように、古くから在籍する先生にも、これからの先生にも、常にチャレンジの機会を提供していきたいですね。

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